この記事の要点
- 固形肥料はゆっくり長く効き、液肥はすぐ効いて効き目が短い。役割が違います。
- 植え付けのときは固形の元肥で土台を、育っている間は追肥で足すのが基本。追肥は固形でも液肥でもOKです。
- 肥料の「8-12-10」のような数字は、チッソ・リン酸・カリの割合。葉・花や実・根に効く成分の目安です。
ホームセンターや通販で肥料を探すと、粒のもの、液体のもの、数字がたくさん書かれたものと、種類の多さに迷ってしまいます。実は、家庭菜園やガーデニングで押さえておきたいのは「固形か液体か」と「元肥か追肥か」の2つだけ。この記事では、肥料選びの基本をまとめました。
固形肥料と液肥の違い
| 固形肥料(粒・ペレット) | 液肥(液体) | |
|---|---|---|
| 効き方 | ゆっくり、長く効く | すぐ効く。効き目は短め |
| 得意な場面 | 植え付け時の元肥、長く育てる株の追肥 | 生育期の追肥、元気がないときの栄養補給 |
| 与え方 | 土に混ぜる、株元から少し離して置く | 水でうすめて、水やりのかわりに |
| 回数の目安 | 少なめ(効き目が長い) | こまめに(効き目が短い) |
どちらが優れているというより、役割が違うと考えるのがコツです。
「元肥」と「追肥」
- 元肥(もとごえ):植え付けや種まきの前に、土に混ぜておく肥料。根が伸びた先に栄養がある状態をつくります。ゆっくり効く固形肥料が向いています。
- 追肥(ついひ):育っている途中で足す肥料。花や実をたくさんつける時期は、栄養をたくさん使うので追肥が大切です。固形でも液肥でも使えます。
肥料の数字は「チッソ・リン酸・カリ」
肥料の袋にある「8-12-10」のような数字は、チッソ(N)・リン酸(P)・カリ(K)がそれぞれ何%入っているかを表しています。
| 成分 | 主なはたらき(目安) |
|---|---|
| チッソ | 葉や茎を育てる(「葉肥え」) |
| リン酸 | 花や実をつける(「実肥え」) |
| カリ | 根を育て、株を丈夫にする(「根肥え」) |
花をたくさん咲かせたいならリン酸が多めのもの、葉ものを育てるならチッソが多めのもの、が選ぶときの目安です。
液肥を上手に使う3つのコツ
- 決められた倍率でうすめる:濃すぎると根を傷めることがあります。商品の表示どおりに。
- 土が乾いてから、水やりのかわりに:土が湿っているときに足すと、根が呼吸しにくくなります。
- 冬は控えめに:寒い時期は生育がゆっくりなので、回数を減らします。
計量がかんたんなプッシュ式の有機液肥

液肥でいちばん手間なのが計量。キャップで1mLを量るのは難しく、液だれで手やボトルが汚れることもあります。日東エフシーの「自然暮らし 水でうすめる有機液肥」は、ワンプッシュで1mL出るプッシュ式。植物ごとの決められた回数を押して、水でうすめるだけです。
- 有機由来のアミノ酸と、吸収しやすいキレート鉄を配合(成分 5-8-5)
- 低温期でも吸収されやすい硝酸態窒素入り
- 草花、観葉植物、野菜、果樹、ハーブなど幅広く使える
- うすめて霧吹きで葉面散布にも(多肉植物・サボテンは葉焼けのおそれがあるため避ける)
- 部屋に置いても目立たないシンプルなボトル。詰替えパウチもあります
元肥には、有機入りの固形肥料
花壇やプランターの花には、元肥にも追肥にも使える「自然暮らし ガーデンフラワーセット」もおすすめです。ゆっくり効く有機原料とすぐ効く化成肥料を組み合わせ、においが少ないのでベランダでも使いやすい肥料です。
よくある質問
Q. 液肥だけで育てられますか?
育てられますが、効き目が短いのでこまめに与える必要があります。植え付け時は固形の元肥で土台をつくり、液肥で足す組み合わせが手軽です。
Q. 肥料はたくさんあげるほどよく育ちますか?
いいえ。多すぎると根を傷めることがあります。商品に書かれた量と間隔を守りましょう。
Q. 観葉植物にも液肥は使えますか?
使えます。生育が盛んな春〜秋に、表示どおりにうすめて与えてください。冬は控えめにします。


